管理栄養士からの一口メモ【カロリーゼロ・オフの表示に注意! 】

2024.08.19

お店でよく見かける「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の飲料、ダイエットに良さそうな感じがして、ついつい手が伸びてしまいませんか?

「ゼロカロリー」と書いてあるので、「カロリーはゼロ」だと思いがちですが、実はカロリーゼロとは限りません。

国の食品表示基準法では、『ノンカロリー/カロリーゼロ』は100mlあたり5kcal未満と決まっています。つまり、0kcalでなくても、100mlあたり5kcal未満の飲料ならば、「ゼロカロリードリンク」と表示して販売できます。

また『カロリーオフ』の基準は、100mlあたり40kcal以下だと、「カロリーオフドリンク」と表示できます。

ここで、「100mlあたり」というのがポイント!

通常は350mlや500mlで販売されています。

例えば、ゼロカロリー飲料500mlのペットボトルを1本飲むと25kcal未満のカロリーを摂取する可能性が、またカロリーオフ飲料500mlのペットボトルを1本飲むと200kcal未満を摂取する可能性が出てきます。

そこで・・・ちょっと調べてみました。

某メーカーのカロリーオフ飲料『100ml当りエネルギー14kcal』との記載が(写真参考に)。1本(500ml)全部飲むと、70kcalとなります。これは、バナナなら小さめ1本、6枚切りの食パンなら約1/2枚弱とほぼ同じカロリーです。

カロリーオフ飲料もたくさん飲むと、思った以上にカロリーをとってしまうので、気をつけたいものです。