管理栄養士からの一口メモ【 「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の表示に気をつけよう! 】

2022.11.29

お店でよく見かける「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の飲料、ダイエットに良さそうな感じがして、ついつい手が伸びてしまいます。カロリーオフなら安心?ゼロならたくさん飲んでも大丈夫?そんな疑問にお答えします。

「ゼロカロリー」と書いてあるので、「カロリーは0」だと思いがちですが、実際はカロリー0とは限りません。食品表示基準法では、『ノンカロリー/カロリーゼロ』は100mlあたり5kcal未満と決まっています。つまり、0kcalでなくても、100mlあたり5kcal未満の飲料ならば、「ゼロカロリードリンク」と表示して販売できます。また『カロリーオフドリンク』の基準は、100mlあたり40kcal以下です。

例えば、ゼロカロリー飲料500mlのペットボトルを1本飲むと25kcal未満のカロリーを摂取する可能性が、またカロリーオフ飲料500mlのペットボトルを1本飲むと200kcal未満を摂取する可能性が出てきます。

そこで・・・ちょっと調べてみました。

某メーカーのカロリーオフ飲料『100ml当りエネルギー14kcal』との記載が(写真参考)。1本(500ml)全部飲むと、70kcalとなります。これは、バナナなら小さめ1本、6枚切りの食パンなら約1/2枚弱とほぼ同じカロリーです。オフやゼロ・・・でも、飲み過ぎには注意したいものですね。