管理栄養士からの一口メモ【今が旬!ちぢみほうれん草 】

2022.01.07

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申しあげます。

今年第1回目は、『ちぢみほうれん草』についてです。

ちぢみほうれん草は『寒締め』したほうれん草のことをいいます。これはほうれん草を収穫前に冷温にさらす処理のことです。ほうれん草は寒い時期はハウス栽培が中心になりますが、露地栽培をし寒い外気にさらすことで、虫の被害も少なく農薬を使わないで栽培できます。少しでも太陽の光を浴びようと、葉が地面に張り付くように成長。寒さに耐えられるように葉が厚くなりギュッと縮むことから、『ちぢみほうれん草』と呼ばれるようになりました。

ちぢみほうれん草は、低温によるストレスで、糖度やビタミンC、E、βーカロテンなどの栄養が上昇し、夏に出回るほうれん草より甘味、栄養価が高くなります。

夏のほうれん草と比べると、ビタミンCは4倍、甘味は9倍(トマトと同等の糖度)もアップ。

もともとほうれん草はビタミンA、B2、カリウム、鉄と豊富な栄養が含まれていますが、夏場のほうれん草⇒冬場のほうれん草⇒ちぢみほうれん草の順で、栄養価が高くなります。

収穫時期は12~2月です。冬のほうれん草は、アク、えぐみの原因でもあるシュウ酸が少ないので、ゆでて調理するのも良いですが、あまり火を通さずに、みそ汁やスープ、炒め物などにしても食べやすいです。今が旬のちぢみほうれん草、ぜひこの機会に召し上がってみてください。

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