管理栄養士からの一口メモ【 消化を助ける 長ねぎ 】
2020.12.25
長ねぎは葉の部分にβーカロテン、茎にはビタミンCが多く含まれます。長ねぎには独特の香りがありますが、これは「硫化アリル」と呼ばれる成分でニラや玉ねぎにも含まれています。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収や働きを高め、疲労を回復させたり、消化液の分泌を良くして消化を良くします。βーカロテンや硫化アリルは、どちらも熱に弱いので、火を通すときは素早くしましょう。ちなみに、βーカロテンは、10分ほど煮ると30~40%も失われるそうです。
乾燥するとすぐ鮮度が落ちるので、新聞で包んで涼しい場所で常温で保存します。長ねぎは体を温める働きがあるので、風邪のときは特にオススメの食材です。煮込むとやわらかくなるので、小さな子どもも食べやすくなります。これからの季節、お鍋などにたっぷりと使いたいですね。
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